仲見世通りの左側、側道を歩いていくと、間もなく角地に見えてくる甘味処。創業が安政元年
・・・160年以上なんて気の遠くなるような歴史のある店。ところが、この何年か前まで、恥ずかし
ながら、そんなこととはツユ知らず、テレビか何かで見かけて、行って見たいな、とようやくチェ
ックを入れた次第。
良いタイミングで来たようで、店内に先客は多いものの、すんなり入れた。一人だしねぇ。先に
カウンターで食券を買うシステム。荷物持って会計して・・・なので、メニューを撮影する間もな
かったが、こちらで有名なのは「あわぜんざい」だ。そう、見たテレビでも紹介されていたものだ。
なので躊躇なくオーダーした。
あわぜんざい 777円
粟ではなく、餅きびを使っているそうだ。意外な強い粘りにおどろきつつ、餡と絡めていただく。
正直、どんなんだろうという感じだったのだが、このモチモチ感と、ほんのり渋めの餅きびと、甘さ
が強い(いわゆる懐かしい感じの甘さ)こし餡の組み合わせが絶妙なんだねぇ。シソの実をつまみ
ながらいただくのだが、恐らくはこのシソがなくても一気に食べれたんじゃないかな、と思える。が、
それが落とし穴で、そのシソが、またいい仕事をしていて、スッキリといただける。うーん、こりゃ旨
いぞ。お茶も美味しかった。ぺろりと食べたけど、腹持ちが良く、その後に狙っていた「天丼」は、夕
食までの時間を考えて自重することに。ああ、浅草に、また宿題を残してしまったなぁ(苦笑)
店を出ると、雨の中、待ちの列が。ホントにタイミング、良かったようだ。
東京都台東区浅草1-31-121-31-12