松山市を後にして、高速道路経由で今治市に向かう。高速を使わない、ショートカット的な一
般道も整備されているが、流石に運転4日目ともなれば疲れもあるし、これから北九州まで一
気に戻るので、無難に高速道路の選択。主要都市の松山市と高松市を瀬戸内海沿いの新居
浜市を含めて結ぶ動脈だけに、それまでの対面交通から一変、路面もまあまあ普通な感じで、
ホントに同じ松山自動車道か?と(笑)だ。ただ、飛ばしすぎはイケナイ。「いよ小松JCT」までの
わずか30キロの区間で「ネコ」の餌食となった車を2台も見かけた。「ネコ」は同じ白のクラウン
だったけどね(汗)
さて、今治に立ち寄ったのは、「しまなみ海道」へのアプローチとともに、四国最後の食事をす
るためだ。今治には、せんざんきと言う、唐揚げがあり、それも気になったが、良く調べてなくて、
ガイド本は居酒屋ばかり紹介されている。いや、今治のB級グルメと言えば、焼豚玉子飯。正直
言えば、あまり凝った料理ではないので、何が何でもと言う感じではなかったのだが、ルート上
だし、せっかくなので、と。
それぐらいの感じだったので(笑)元祖とも有名店とも言われる「重松飯店」に向かってみたが、
お昼前と言うのに、タッチの差で駐車場を逃す。その後で店の前を通ってビックリ。店舗がそん
なに大きくないのもあるが、店舗前だけでなく、向かいの建物前まで人が溢れてる。ええ?こん
なに人気なの?と、人の多さに驚き、しかし、参戦する気力も時間もない(笑)ググって見ると「
今治焼豚玉子飯世界普及委員会」なる大仰なサイト(笑)があり、そこにあったお店が近いこと
がわかった。向かってみると、店は大きく、駐車場も広い。満車ではあったが、店舗規模からも
そこまで待たずに済むと見た。満車の駐車場を待つのも面倒で、整理に出てきた店員から駐
車はできるが、食事中に車を動かすこともある旨と有料駐車場案内があったので「先鋒」を残し、
ただし、教わったのとは違う(笑)徒歩で5分程の、一番近いコイン駐車場に。
おや、コチラ、元祖の文字が。重松飯店も元祖じゃなかったかな?まあ、この手の話はドコでも
あるので、気にしないでおこう。
メニュー 玉子飯セット関係
中華店の一般的メニューが多いが、目を引いたのが定食類。800円から1300円までだが、800円
の定食も写真を見る限り量が多い。実際、隣席の方が定食にしてたが、なるほど、ボリュームが
ある。定食にしたいトコだが、そこはそれ、一過性の旅行者につき、無難?に焼豚玉子飯の単品
と&セットに、餃子単品を注文する。
焼餃子 350円
中華店らしいもっちり厚め皮を想像していたが、薄めの皮で、それはそれで良い。割りとジュー
シー。
Aセット(唐揚げ、サラダ) 1000円
Bセット(小エビ天、サラダ) 1000円
元祖焼豚玉子飯(単品) 750円
セットの、唐揚げ・小エビ天・サラダは、家族でシェア。それぐらいにボリューミー。玉子飯自体
も、しっかりライスの量がある。そのご飯に、これまたシッカリ敷き詰めたチャーシューの上から
甘辛いタレをかけ、目玉焼きをトッピング。タレは、ちょいと濃い目かなぁ。悪くは無いけれど。
チャーシューは中華店らしいチャーシューで、脂身も少なく柔らかい。半熟の目玉焼きを崩して
混ぜ込んでチャーシューもろとも掻き込む。前後で辛くなったらウスターソースをかけてサッパリ
と付箋があり試してみたが、元々「目玉焼きにはソース」派の私には、ごく普通のお味に(笑)
たれを工夫したら自宅でも作れそうな感じのシンプルさがB級たる所以だろうが、チャーシュー
は旨かったな。唐揚げと小エビ天はフリッタータイプの衣を纏ったもの。ごく普通の揚げ物でした。
なーるほどねぇ。焼豚玉子飯、一度食べてみるのは良いかなぁ。と言うのも、次に訪れる機会が
あれば、定食や、他の単品類を選ぶだろうなぁ。それくらいにメニュー上は魅力的な定食に思えた。
コイン駐車場近くにあった非稼働自販機の中に、「自分を疑うんじゃない」というキャッチフレーズ
と、元プロ野球選手のK氏の写真があり、そっちの方があまりのタイミングでインパクトあったが
(苦笑)
しまなみ海道で、本州へ向かいます。
愛媛県今治市常盤町4-1-19 /定休・火曜 /P・あり