小倉北区京町。小倉井筒屋・北玄関前の道路を挟んで向かい側にある老舗。創業が、
昭和12年という、戦前産まれ。カテゴリ的には「寿司屋」だろうが、こちらは、何といっ
てもラーメンが有名だ。板さん(大将?)の元気の良い声に出迎えられて入店。以前、
ちゃんぽんも食べたことはあるが、こちらに来ると、ラーメン、だな。やはり。

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入店して、左手の寿司カウンターには向かわずに、右のカウンターに座るのが常。
いつの間にかカウンター席に、「四方平の見る小倉」なる、四方平の歩みと共に、周
の小倉の街の懐かしい写真が貼っていて、しばらく眺める。その中に、旧・常磐橋
の袂にあった、ラーメン玄徳(現在は、小倉北区片野)の写真が目を引いた。

メニュー




この街中にあって、ラーメン450円とは・・・安いね。
そーいえば、コチラと同じ製麺所の麺を使っているラーメン店・中華店は、安いという
イメージがあり、実際、門司港の「みとラーメン」でも、麺屋さんが値上げせずにいてく
れて・・・とお聞きしたことがある。製麺所は、小倉北区中島の高砂商会。いくつかある
とは思うが、わかっているだけで、みとラーメン、大三元、餃子のキスミは、コチラの麺
を使っている。お店ごとの「仕様」はあるようだが。

さて、注文したのは、いつも判を押したように、ラーメンセット650円。選ぶ細巻も、これ
また判を押したように「しそさば巻」だ。他のお客さんも概ね、鉄火巻かしそさば巻を選
んでいるような気がする。人気のツートップと言ったところだろう。

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同行者が鉄火巻を頼んで、一緒に盛られてきたツートップ(笑)
なぜか細かくカットされていた・・・
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ラーメンです。
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醤油スープは、少し透明感がある。ほんのりと甘い、あっさりスープ。この滋味系の醤
油スープに高砂商会の麺が、ものすごくマッチする。そうだよね、みとラーメンも、大三
元も、醤油豚骨だし、そのスープにホントに合う。逆に、昨今ブームの、濃厚ギトギト豚
骨には、合わないような気がするなぁ。寿司屋だけに、細巻も旨いし、これまた、イニシ
エ系のラーメンに合う。旨いなあ。小倉の街のど真ん中で安くて頑張るラーメン屋さんは
多いが、洗練とか上品さとか、その上、低価格まで備えた四方平のラーメン。凄いです。

さて、メニューではラーメンセット650円だが、お会計をすると600円だと。ああ、そうか。
以前は(早じまいの特定曜日に限り)次回使える50円引きの金券を配っていたのだが、
今は平日のランチタイムは50円引きになったんだ~。嬉しいねぇ。

北九州市小倉北区京町1-2-22 /定休・木曜